今週から「掃除」が始まった。これまでは上級生がやってくれていた教室の掃除、自分たちでするようになったらしい。

タロウ1年生、今週が掃除当番だとかで、いつもより30分遅く帰宅している。
どんなことをしているのか聞いたところ、隣同士の席でじゃんけんして、勝ったら箒・負けたら雑巾なんだって。「掃除当番」若葉マークの8人の1年生がじゃましてくれる中で、担任はほとんど一人で掃除してるんだろうなあ。かわいそうだなあ・・・
こいつの小学校、掃除の時には全員自前の「三角巾」をアタマにつける。男の子も女の子も色とりどりのバンダナでアタマを覆って掃除しています。その目的はまるで不明なんだけど、とってもかわいいよ!
1年生は一人でバンダナ頭に巻けないから、三角巾にゴム入れた「ヘアバンド」状態のものを作って持たせてくれというお達しが来た。で、ハンカチで作りました。
事前に家でつける練習させたら、もう、大爆笑!なんと表現していいか分からない・・・・不謹慎なたとえになってしまうけど、あのヒュードロドロって出てくる幽霊がおでこにつけてる三角形のみたいなんだよねー。オットと腹が痛くなるまで笑った笑った。タロウ1年生はウケたと思ったらしく大得意。うーん、おまえ微妙に間違ってるぞ。

先週までは「飼育」の見習い修行があり、2週間いつもより15分早く登校していました。学校で飼っているウサギとチャボ、カメのお世話を上級生から習うというもの(「せいかつ」科の単元らしい)。

しかしだね・・・・
帰宅したタロウ1年生から聞き出したところ「飼育じゃなかったよ」。はあ?
「餌も作んなかったし。イチネンセーは見てるだけなんだよ」。

実は、こいつは幼稚園の頃、ウサギやチャボのみならず、鳩、アイガモ、山羊の飼育までやってたのだよ(注・決してDash村に住んでいたわけではありません。通っていたのがそういう幼稚園だったの)。
飼育小屋の掃除、でかい山羊どもをひっぱって草地に連れ出す、ウンチの始末、山羊どもやウサギ達の餌となる草取り、餌づくり(一例・鶏=くず野菜をちぎってぬかと混ぜてパンの耳や残りご飯や貝殻や卵の殻もまぜて水を加えてこねまわす)等々、雨が降っても風が吹いても毎日毎日。
タロウ1年生にとっての「飼育」はこういうもんだったから、小学校でやったことは「飼育」じゃなかったらしい。なるほど。


この人の入っていた幼稚園って、極端に言えば「せいかつ」と「たいいく」と「よみきかせ」だけ一日中やってた感じ。真冬でも半袖半ズボン裸足にビーチサンダルっていうのがスタンダードで、鍛えていただきました。
・・・・その代わり、自分の名前も書けないまま小学校に入ってしまったんだけど。

そういう経験をしちゃってるから、タロウ1年生、国語算数は初めての経験でオモシロイらしいんだけど、どうも「せいかつ」科でやってることがピンとこないらしい。
鬼母も「小学校、ヌルすぎるぞ」と思ってしまいます。どうしてこんなに甘やかすんだろう、赤ちゃん扱いするんだろう。
去年の今頃は、雨の中カッパ着て「山羊はつんつん草、ウサギは丸いはっぱ」ってより分けながらの草取り、アイガモ共のプールの水を抜いてデッキブラシで小屋を掃除、一輪車(別名ネコ)を操ってゴミを捨てに行き、全身びしょぬれになりながらトイレ掃除してた。
指導する先生達の苦労はすごいもんがあったと思うけれど、5歳児だってできるんだよね。

「子供の能力は計り知れない。過保護にすることで、もって生まれた能力の何分の一かしか発揮できないのは不幸なことだ。子供には無理だと親が思うことのほとんどが、実は可能なこと。」
小児病院の呼吸器科医長だったKドクターの言葉を思い出す。

無理強いではない形で、子供を心身共に強くしたい。
しかし子供は世間の風に順応して生きているから、こういう親のスタンスを貫くには戦いしかないのねーー。
というわけで、毎日が鬼母でございます。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索