ゴールデンウイーク前半、タロウ2年生の飼育当番は鬼母でございます(後半は父の予定)。

先週土日は通常通り、土曜の午前中は学校開放なので体育館に遊びに行き、午後はスイミング。
日曜の午前はテレビ(何とかレンジャーとか仮面ライダーとか)、午後は県立児童会館で子ども映画会。
本日火曜日みどりの日は、市営総合レジャープールへ。

この地に引っ越してきて丸1年。
色々とカルチャーショックはございましたが、一番の謎は「公共施設が空いている!」。
喜ばしいことなのか不安に思うべきなのか???


車で30分以内に、ものすごく立派な公共施設が沢山あるんだよね。
公共だから設備は素晴らしいし、料金も安い。


この一年で利用したのは

・県立公園(日本最大のフィールドアスレチックコース、貸しマウンテンバイクとそのコース、ミニゴルフ、キャンプサイト、屋内体育館、野球場、テニスコートetc。どれも安い!)

・県立スケート場(一周333mのスピードリンク、中央にホッケーリンク。料金は貸し靴代込みで子どもは200円)

・市立スキー場(しょぼいゲレンデだけど、スキースクール2時間で1500円。スクールを申し込むと、リフト1日券が500円で買える!!)

・県営総合プール(50m公式プール、水深5mの高飛び込みプール、水深が自在に変えられる装置付き25m×25mプール、アスレチックジム。料金は子ども300円、大人500円)

・市営レジャープール(シャンプーやサウナも揃った温泉付き。利用料金は子ども300円大人500円)

・県立児童会館(無料。でっかい劇場が附属していて、時々無料の映画会もある。有料の観劇会もある。図書室、工作室、実験室、毎日数回上映されるプラネタリウムもある。土日は色々なイベントあり。持ち込んだモノを飲食できるコーナーあり、飲み物の自動販売機あり)

・・・・こんなに充実した設備があって、どれも安い。すごいです!


しかし、しかしですね!
いつ、どこに行っても「ごった返す」状況とはほど遠いのだよ。

確かに、週末の児童会館はけっこうな人出です。
両親のみならず、ジジババまで子どもにくっついて来ているご家庭もよく見ました。
幼児を連れて来る「屋根付き公園」って感じ。

しかし、それ以外の施設(スケート場、プール)は、大体ガラガラなのだよ。
どういうことだろうか。

去年まで過ごした土地のことを考えると、まるで別世界でございます。
こんなに恵まれた公共施設があるのに、どうして利用しないんだろう。
この地のこども達は何をしているんだろうか。
こども達、天気の良い週末にアスレチックで暴れたいと思わないのか?
でこぼこの斜面をマウンテンバイクで走破したいと思わないのか?
ウオータースライダーでスリルを味わいたくないのか?

レジャープールも県営プールも、ジジババが歩いたり泳いだりしておりました。
県営スケート場なんて平日の午後は、ほぼ貸し切り状態でした。働いている人の数が、お客よりもずーっと多かった。


この地には、子どもはおらんのか!
子ども達は一体なにをして遊んでるんだろうか???
というよりも、子どもを育てている親たちは週末をどんな風に過ごしているんでしょうか・・・・

謎が謎を呼びます。

この素晴らしい施設を作ったお金・運営資金、ぜんぶ税金から拠出されてるんだよね。
誰のための施設なんだろうか。何を目的として作られたんだろうか。


こうして利用させてもらって思うのは
・この地の面目を保ち、土建業界にカネを落とすために作られた
・この地の面目を保つために運営され、いささかの雇用を創出している
・投票行動をする年寄りたちにアピールすることには成功している
・子どもを育てている世代にはアピールできていない
ということです。


「福祉国家」というのは、財布を国家に預けてダイジョーブと思う国民があってこそ成り立つんだそうです。
この地の場合、子育て中の若い世代が公共施設を利用していないということは、つまり「福祉国家」を期待しないということなんだろうなあ。
彼らは「自助努力」を是としているってことなんでしょうか?

地方都市に住んでいる若い世代は、みんな親の資産が手に入るってことかなあ?
だから「政治=国民のカネの使い道を考える」ってことに興味がないのか?

うーむ・・・・・

事件は迷宮入りって感じです。



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