マウンテンバイク

2003年5月6日
5月3日はタロウ二年生にとって「特別な日」でした。

彼は、ついに手に入れました。
あこがれの、マウンテンバイク!
ブリジストンの「クロスファイヤージュニア」。二万円近くしました・・・・・(涙)

3歳の時に買ったちっちゃい自転車が、小学校に入った頃から使えなくなってきました。
サドルもハンドルも限界まで伸ばしたけれど、乗っている姿は「おさるの自転車」状態。
「こぐとねー、膝がハンドルにぶつかるんだよー」
タロウ二年生の訴えも尤もな状況でした。

しょうがないので、3月はじめに父親と近所の自転車屋に行って、予約。
「2年生になったら新しい自転車を買ってあげる」
という約束を前々からしていたからです。

3月は予約だけ。
ゴールデンウイークに現物を手に入れて、親と一緒に新車を乗り回す練習をするという計画でした。
「欲しいモノ」をねだられても、すぐには買わない。
わが家のポリシーです。

3月から一昨日まで、二ヶ月間待たせました。
この二ヶ月間、タロウ二年生は
「マウンテンバイクを買ったら、どーする、こーする」
という計画を連日発表し、そのやかましいことと来たら・・・・・・しかし、そのうるささに耐える価値があると思いました。

我々夫婦は古い考えの両親かもしれない。でも
「あれがほしい!」
という強い願いがあって、手に入れられることを激しく願い、我慢して待って待って、やっとそれが自分の物になったときの喜び、それをタロウ二年生にも味わって欲しかったんだよね。

我々が子どもだったころには、そうだった。
「新しい自転車が欲しい!」(父親)
「リカちゃん人形が欲しい!」(母親)
そういう強い欲求、なかなか許されない欲望が充足したときの喜びって、この年になってもまだ憶えています。
タロウ二年生の父親は、小学生のころ自転車を買って貰った時のうれしさ、風景、お店の様子、買ってくれた時の自分の父の表情まで覚えているという。

ジジババに甘やかされ、「あれ欲しい」と指さした瞬間に手に入るというタロウ二年生の状況、どう考えてもマズイ!

「渇望と喜び」の感覚を知って欲しかった。


というわけで、この3日間、タロウ二年生の喜びにつきあうため、親はサイクリング三昧でした。つかれたーーーー!!
タロウ二年生は6段ギア付きだけど、我々は錆の浮いたママチャリなんだよね。

この先、どんどん遠出したくなるだろうから、ママチャリでつきあうのには限界がありそう。
タロウの学校では、子どもだけで遠出するのは禁止されております。
それに、交通事故を考えると保護者同伴じゃないとサイクリングなんて不可能。
というわけで、必然的に大人用ギア付き自転車の購入を迫られてるんだよね。
ああ、財布がどんどん軽くなるーーー


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