担任に会いに行った!
2005年3月19日今日は終業式だった。
担任にお目にかかるチャンスはもうないだろうと思い、昼過ぎに電話すると、午後は予定がないとおっしゃったので、出かけた。
何をしに行ったかというと・・・・未提出課題の提出です。
タロウ三年生が持ち帰る膨大な書類のなかから、未提出の絵や作品がいくつか発掘されている。未提出=未評価である。
発見するたびに
「これはどういうことか?」
とタロウ三年生を詰問したのだが、
「ワカンナイ」「忘れちゃった」「・・・・・(無言)」。
提出物を出さず、先生に催促されても放置しておけるほどの神経ならば、それはそれでタロウ三年生は大したタマだと思う。トホホというより、大物じゃないか。おかあさん、セガレを見直しちゃうよ!
しかし実際に親の目から見ると、そんなハラの座った子どもじゃない。気が小さくて争いを好まず、ただただトホホなだけだ。強く言われたら、いかにボーっとしてたって提出物をシカトできるはずがない。
とにかく、この1年間にタロウ三年生たちが課せられた妙な課題は莫大な量だった。
一つ一つなんかチェックし評価しきれないよ、という担任の事情も気持もわかるけどさあ。
指導する側のツメの甘さが、結果として「課題を出さなくてもどうにかなる、出さなくても大丈夫」という刷り込みになるのがオソロシイ。
タロウ三年生のボンヤリな所、不出来なところはさておき、とりあえずチャイムが鳴ったら着席するとか、授業中は立ち歩かないとか、そういう学校生活の躾の一つが「期限を守って課題を提出」という指導じゃないの?チェックし、催促し、またチェックして催促する、居残りで仕上げさせる。そうやって体で覚えさせる以外に、どうやって小さい子に「学校での基本的学習習慣」を身につけさせるというのだろうか。
課題→提出→チェック→評価→学習指導へのフィードバックが行われずに、何が「確かな学力」だ、総合学習だと思う。教員の忙しさは理解するけれど、なんかイイカゲンすぎないか。
<出してなかった作品 その1>
二学期の学習発表会の時、教室も開放されて、こども達の絵や作品が展示されていた。しかし、壁面に貼られていた「くにしらべ」というB4画用紙の調べ学習、タロウ三年生の作品だけがなかった。展示したあとでチェックしてないんだな、あーあ。貼り忘れたのがうちの子で命拾いしたな、先生。いささか呆れたが、そのときは担任には何も伝えなかった。
そして、そのB4画用紙は後に持ち帰った書類の中から未完成の状態で発掘された。
鬼母は激怒し、新しい画用紙を与えて調べ方の指導をしつこく入れ、最初から調べさせ、作らせて完成させた。
<その2>
学習支援(?)か何かでお世話になった大学生へのお礼の手紙もまた、完成済みなのに書類の中から見つかった。提出期限はとっくに過ぎている。
<その3>
「みらいの■■町」というタイトルの絵(B4画用紙。色鉛筆。未完成)が本日、発掘された。ごく最近(今週?)になって描いたものらしい。
本日は、これら未提出作品を持参し、「タロウ三年生がイイかげんで申し訳ございませんでした」と謝ったついでに聞いてみたら、
担任の答は
「提出してないのはタロウ三年生だけ」
「催促は出すまでしている」
「チェックはしているはずだけど」。
・・・・そーですか。うちの子は、そんなに大物でしたか。
「では、なぜ学習発表会の時にタロウ三年生の作品だけが張り出されていなかったのか」
と質問したら、いきなり「スミマセンデシタ」と謝りモードに。
なんか若い先生を虐めるおかあさんみたいになりそうだったので、
「今の親はチェックが厳しくなっているのだから、親が見るとわかっている展示物の貼り忘れ、あれは致命的ミスだと思う。うちの学校の保護者みたいに穏和な人ばかりではない。これからは気をつけた方がいい。学年も終わり転勤と聞いたので、申し上げておいた方がいいと思って」
とフォロー。
ああ、疲れる。
私は学年主任とか校長にチクったりしないからね。次の学校ではこんな失敗すんなよ!
とにかく、いわゆる「読み書きそろばん」意外の「そうごう」と「社会」の授業および課題が、ワケワカラン。タロウ三年生レベルの子どもに対して、きちんと課題の意図を理解させていない。
(念のため言っておくが、この人は素頭はよくなさそうだが、鬼母に勉強を強いられてるので、今のところ大幅な学習の遅れはない。算数はよく出来て、漢字は並み上、国語の読解は並み下、理科と社会は並み)
タロウ三年生の学年の「そうごう」「社会」は、ムチャクチャでした。
たとえば1学期・・・・
「明日、200円もって来いって」
何、学校にお金?そりゃ何の集金だ?プリントも集金袋も来ないぞ。
「遠足のおやつを買いに行くんだよ、みんなで!」(嬉しそう)
学校から徒歩30分もかかる巨大駄菓子屋に学年全部(と言っても50名)で出撃して買い物するためだそうです。授業時間を3時間も使って。
これが体験学習ですか・・・
買い物したことのない子どもっているの?学校で授業時間を使ってやらなくちゃいけないことなの?授業時数確保とあれほど言って二学期制を導入しながら、体験学習が駄菓子ショッピング。
子どもの食生活の管理は、基本的に保護者の権利です。遠足のおやつ、200円までというのは分かる。しかし何を買うか、何を食べさせるかを親の管理下から奪う権利が学校にあるのか。
サトウ・着色料・添加物その他を食べさせたくない親だっているかもしれない。
この無自覚。
子どもにはウケるだろうよ、そりゃあ。ウケればいいのか?学校って子どもに何を与えるところなの?
一事が万事この調子で1年間が過ぎた。
そしてフィニッシュ。
お笑いください、グループ単位の「ちいき調べ」が完成しないまま、終業式でした!
2,3人のグループを作って、市内の「ちいき」とやらについてしらべる(一体なにを?)。懇談会でも母親たちから批判がいくつも出たのに、そのまま続行。案の定、完成できないグループがいくつもあった模様。
今日、担任の先生に会って未提出課題を出したあと、この「ちいき調べ」についても質問してみた。というのは、今朝タロウ三年生は
「ちいき調べが出来てないから、早く学校に行ってやらなくちゃ」
と言っていつもより早起きして出かけていったのだ。帰宅後に、どうだった?と質問したら
「終わらなかった」。
・・・・え?だって、今日が終業式じゃん・・・・担任は転勤だろ?終わらなかった課題はどうなるんだよ??あれだけ家族も巻き込んで調べさせて授業時間も使って、未完成・評価なし・当然つぎにつながる授業へのフィードバックなしって。
担任の先生にそのことを聞いたら
「終わってないグループもありますねえ、時間が足りなくて」
平気で言う。
じゃあ、その模造紙は来年度はどうなるんだよ、先生は転勤しちゃうのに。未完成な中途半端なままでオシマイって、こども達が費やした時間、訳の分からないまま課題をこなそうと悪戦苦闘した作品へのフォローも評価もなしなの??
担任にお目にかかるチャンスはもうないだろうと思い、昼過ぎに電話すると、午後は予定がないとおっしゃったので、出かけた。
何をしに行ったかというと・・・・未提出課題の提出です。
タロウ三年生が持ち帰る膨大な書類のなかから、未提出の絵や作品がいくつか発掘されている。未提出=未評価である。
発見するたびに
「これはどういうことか?」
とタロウ三年生を詰問したのだが、
「ワカンナイ」「忘れちゃった」「・・・・・(無言)」。
提出物を出さず、先生に催促されても放置しておけるほどの神経ならば、それはそれでタロウ三年生は大したタマだと思う。トホホというより、大物じゃないか。おかあさん、セガレを見直しちゃうよ!
しかし実際に親の目から見ると、そんなハラの座った子どもじゃない。気が小さくて争いを好まず、ただただトホホなだけだ。強く言われたら、いかにボーっとしてたって提出物をシカトできるはずがない。
とにかく、この1年間にタロウ三年生たちが課せられた妙な課題は莫大な量だった。
一つ一つなんかチェックし評価しきれないよ、という担任の事情も気持もわかるけどさあ。
指導する側のツメの甘さが、結果として「課題を出さなくてもどうにかなる、出さなくても大丈夫」という刷り込みになるのがオソロシイ。
タロウ三年生のボンヤリな所、不出来なところはさておき、とりあえずチャイムが鳴ったら着席するとか、授業中は立ち歩かないとか、そういう学校生活の躾の一つが「期限を守って課題を提出」という指導じゃないの?チェックし、催促し、またチェックして催促する、居残りで仕上げさせる。そうやって体で覚えさせる以外に、どうやって小さい子に「学校での基本的学習習慣」を身につけさせるというのだろうか。
課題→提出→チェック→評価→学習指導へのフィードバックが行われずに、何が「確かな学力」だ、総合学習だと思う。教員の忙しさは理解するけれど、なんかイイカゲンすぎないか。
<出してなかった作品 その1>
二学期の学習発表会の時、教室も開放されて、こども達の絵や作品が展示されていた。しかし、壁面に貼られていた「くにしらべ」というB4画用紙の調べ学習、タロウ三年生の作品だけがなかった。展示したあとでチェックしてないんだな、あーあ。貼り忘れたのがうちの子で命拾いしたな、先生。いささか呆れたが、そのときは担任には何も伝えなかった。
そして、そのB4画用紙は後に持ち帰った書類の中から未完成の状態で発掘された。
鬼母は激怒し、新しい画用紙を与えて調べ方の指導をしつこく入れ、最初から調べさせ、作らせて完成させた。
<その2>
学習支援(?)か何かでお世話になった大学生へのお礼の手紙もまた、完成済みなのに書類の中から見つかった。提出期限はとっくに過ぎている。
<その3>
「みらいの■■町」というタイトルの絵(B4画用紙。色鉛筆。未完成)が本日、発掘された。ごく最近(今週?)になって描いたものらしい。
本日は、これら未提出作品を持参し、「タロウ三年生がイイかげんで申し訳ございませんでした」と謝ったついでに聞いてみたら、
担任の答は
「提出してないのはタロウ三年生だけ」
「催促は出すまでしている」
「チェックはしているはずだけど」。
・・・・そーですか。うちの子は、そんなに大物でしたか。
「では、なぜ学習発表会の時にタロウ三年生の作品だけが張り出されていなかったのか」
と質問したら、いきなり「スミマセンデシタ」と謝りモードに。
なんか若い先生を虐めるおかあさんみたいになりそうだったので、
「今の親はチェックが厳しくなっているのだから、親が見るとわかっている展示物の貼り忘れ、あれは致命的ミスだと思う。うちの学校の保護者みたいに穏和な人ばかりではない。これからは気をつけた方がいい。学年も終わり転勤と聞いたので、申し上げておいた方がいいと思って」
とフォロー。
ああ、疲れる。
私は学年主任とか校長にチクったりしないからね。次の学校ではこんな失敗すんなよ!
とにかく、いわゆる「読み書きそろばん」意外の「そうごう」と「社会」の授業および課題が、ワケワカラン。タロウ三年生レベルの子どもに対して、きちんと課題の意図を理解させていない。
(念のため言っておくが、この人は素頭はよくなさそうだが、鬼母に勉強を強いられてるので、今のところ大幅な学習の遅れはない。算数はよく出来て、漢字は並み上、国語の読解は並み下、理科と社会は並み)
タロウ三年生の学年の「そうごう」「社会」は、ムチャクチャでした。
たとえば1学期・・・・
「明日、200円もって来いって」
何、学校にお金?そりゃ何の集金だ?プリントも集金袋も来ないぞ。
「遠足のおやつを買いに行くんだよ、みんなで!」(嬉しそう)
学校から徒歩30分もかかる巨大駄菓子屋に学年全部(と言っても50名)で出撃して買い物するためだそうです。授業時間を3時間も使って。
これが体験学習ですか・・・
買い物したことのない子どもっているの?学校で授業時間を使ってやらなくちゃいけないことなの?授業時数確保とあれほど言って二学期制を導入しながら、体験学習が駄菓子ショッピング。
子どもの食生活の管理は、基本的に保護者の権利です。遠足のおやつ、200円までというのは分かる。しかし何を買うか、何を食べさせるかを親の管理下から奪う権利が学校にあるのか。
サトウ・着色料・添加物その他を食べさせたくない親だっているかもしれない。
この無自覚。
子どもにはウケるだろうよ、そりゃあ。ウケればいいのか?学校って子どもに何を与えるところなの?
一事が万事この調子で1年間が過ぎた。
そしてフィニッシュ。
お笑いください、グループ単位の「ちいき調べ」が完成しないまま、終業式でした!
2,3人のグループを作って、市内の「ちいき」とやらについてしらべる(一体なにを?)。懇談会でも母親たちから批判がいくつも出たのに、そのまま続行。案の定、完成できないグループがいくつもあった模様。
今日、担任の先生に会って未提出課題を出したあと、この「ちいき調べ」についても質問してみた。というのは、今朝タロウ三年生は
「ちいき調べが出来てないから、早く学校に行ってやらなくちゃ」
と言っていつもより早起きして出かけていったのだ。帰宅後に、どうだった?と質問したら
「終わらなかった」。
・・・・え?だって、今日が終業式じゃん・・・・担任は転勤だろ?終わらなかった課題はどうなるんだよ??あれだけ家族も巻き込んで調べさせて授業時間も使って、未完成・評価なし・当然つぎにつながる授業へのフィードバックなしって。
担任の先生にそのことを聞いたら
「終わってないグループもありますねえ、時間が足りなくて」
平気で言う。
じゃあ、その模造紙は来年度はどうなるんだよ、先生は転勤しちゃうのに。未完成な中途半端なままでオシマイって、こども達が費やした時間、訳の分からないまま課題をこなそうと悪戦苦闘した作品へのフォローも評価もなしなの??
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